WINGSプロジェクト←こちらで本の概要がわかります
正直こういう本は一周遅れとか二周遅れの事が多いです。
それが呼んでびっくり バリバリ現役の内容 です。
で具体的に何処がいいかですけど
1 環境構築→インストール→利用までがしっかり流れでまとまってる。
実際にライブラリを調べる時はPHPerだとWebの情報を元にすることが多いと思います。その際に
- 環境構築のサイト
- インストールのサイト
- 使い方のサイト
をそれぞれ探して来て順にブラウザのタブを行き来しながらやる煩雑さ。
あれがありません。
ヘタすると使い方もバージョン依存だったりでハマり、それだけで何サイトも巡る...
そういうコストが全くないというのはストレスフリーですよね。
更に言うとGithubだったりComposerに対応してるものはそちらで紹介されています。
こういモダンなやり方を始めるきっかけとしてもいいと思います。
つかGithubは言わずもがな、ホントComposerはマジ便利なんでオススメです。
さらにさらにさらに!!
公式サイトからサンプルコード落とせます!!
サンプルコード
これは非常に助かる。
写経も勉強になるんだけど実際に使うときに書き直すのは億劫です。
でもサンプルコードがあるので
2 即実戦投入出来るサンプル
これはPHPに限らずライブラリあるあるなんですけど
Hello Worldが出来たらOK!
みたいな紹介サイトよく見かけます(ブーメラン)
この本はもう一歩踏み込んだところまでサンプルになってます。
グラフだと一つだけじゃなくて棒グラフだったりレーダーだったり。
しかも一つじゃなくて複数のライブラリを紹介することで
利用用途によって最適なライブラリを選定できる
ってのが強いです。
PHPの良い所でもあり難しいところに「どれを使えばいいのかわからない」ことあると思います。
そんなときHello Worldレベルだと違いがわかりません。
ですが一歩踏み込んだ紹介を複数個用意してくれてるので選定が非常に捗ります。
さらに試すときもインストールから実践までがまとまってるので動かすことがすぐ出来ます。
これで実際に「こんな事がしたいんだけど出来る?」っていう質問に「あーそれならあのライブラリ使えるんで○○時間くらいで出来ますよ。」と即答出来るようになるはずです。
「あーちょっとやってみないとわかんないです...」とか「やってみたら思った以上にハマっちゃって時間がかかりそうです...」って言うのとは全然違いますよね。
3 紹介されてる内容がイケてる
どんなに丁寧に紹介されてても実際に使うシーンが無ければ無駄知識です。
でもこの本は安心していいです。
WINGSプロジェクトの目次を見ても分かる通り、求められたシーンがあると思います。
さらにGoogleやAWSのAPIのように知ってると引き出しが広がるAPIも沢山紹介されてます。
実際に僕が使ったことがあるAPIやライブラリが多数紹介されてました。
逆に僕がこの本を読んで使い始めたライブラリも沢山あります。
列挙だけ紹介しますと
- Faker(テストで使うようないい感じのダミーデータを作ってくれます)
- PHP GitHub API(GitHubのリポジトリを参照したりできるので自動化が捗る!)
- PHP Markdown(Marcdown形式をhtmlにしてくれる)
なんかがあります。
WebAPI系なんかは「おっコレ今度使ってみよ!」みたいなのが結構ありますね♪
またPHPUnitみたいな日頃から使ってるツールでも知らないことがあったり発見がありました。
家に置いてもよし、会社に置いても良しの一冊だと思います。
だたちょっと残念だなって思うところもあります。
例えばフレームワークについて。
これはそれぞれで1冊の本になるレベルですので仕方ないとは思いますがやっぱ紹介程度です。
なのでフレームワークは最近の流行りを知れる程度だと思います。
ただこの中で出てくるFuelPHPに興味がある方は以下の本がオススメですよ。
はじめてのフレームワークとしてのFuelPHP第2版
FuelPHPに関しては今一番まとまったシリーズです。
モダンなPHPの開発手法も網羅されてるのでフレームワークの外の部分でも勉強になります。
ということでこの本を見て開発意欲が刺激されたので何か作ってみようと思いました。
またこの本は会社に置いて都度参考にしようと思います。
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